千葉
鋸山、房州石の歴史的遺構に対する台風災害修復支援事業

千葉県富津市

房総半島の中西部、東京湾面する富津市金谷地区に位置する鋸山はその個性的な雄姿から房総三名山と称せられ房総を代表する景勝地として人気を博している。その鋸山では江戸時代後期より房州石の採石が盛んに行われ、最盛期の明治から大正時代にかけては年間56万本という膨大な量の石が産出され、急速に近代化を図る日本を土台から支えたと言われている。今もなお現地の遺る石切り丁場や各遺構はかつてこの地域が石の町であったことを伝える貴重な産業遺産である。

貴重な産業遺産を有する鋸山であるが、2019年の台風15号の直撃、その後の自然災害に見舞われ、無数の倒木被害や登山道の一部崩壊、土砂崩れによる景観変化、と甚大な被害を被った。
千葉県が誇る貴重な産業遺産として、台風被害を受けた、鋸山の石切り場の遺構の修復保存、手すり・階段の復旧を行う事で、貴重な文化歴史遺産として後世に残して行く。

鋸山、房州石の歴史的遺構に対する台風災害修復支援事業
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